【イラストでたどる石州街道】 No.15「文殊堂」

▲文・イラスト=古谷眞之助

 2023年4月1日付で山口中央郵便局長に就任した。新規採用から8年間過ごした場所でもあり「この局長室で最初に辞令を頂いたことを思い出し、感慨深い気持ちになった。山口は社会人としての出発点で、育ててもらった町。恩返しができれば」と話す。

 トラック運転手らの人手不足が深刻化する物流の「2024年問題」を見据えたさまざまな対応策が打ち出される中で、「時代が変わってもブレずにありたいことは、とにかくお客さまのお役に立ちたいという思い。郵便・物流、貯金、保険などのサービスをご利用いただくお客さまが増えることで業績も向上し、巡り巡ってお客さまや社員に還元される。そんな好循環が生まれるといい」と語る。

 座右の銘は荀子の言葉「着眼大局、着手小局」。

 県外に住む家族と離れての単身赴任中で、休日は散歩とパン屋巡りを楽しむ。

【プロフィル】1966年9月、大畠町(現柳井市)生まれの56歳。195年4月に旧郵政省入省。初任地は山口郵便局(現山口中央郵便局)。広島中央郵便局窓口営業部長、日本郵便中国支社金融営業部長などを経て現職へ。好きな食べ物はハード系のパン。

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