千葉地検は26日、医薬品としての承認を受けていないミネラルウオーターをインフルエンザに効くとうたって販売したとして、医薬品医療機器法違反(承認前医薬品の広告、無許可販売業と貯蔵の禁止)の疑いで逮捕された東京都文京区の飲料水販売会社「超ミネラル総研」社長の女性(76)と、同社社員の男性2人を不起訴処分とした。地検は不起訴の理由を明らかにしていない。
千葉区検は同日、同社と同社の男性社員(57)を同法違反の罪で略式起訴した。千葉簡裁は同社に罰金100万円、追徴金270万8770円の略式命令を出し、同社は即日納付した。男性にも罰金50万円の略式命令が出された。
起訴状によると、昨年3~6月、インフルエンザウイルスを不活性化させる効果があるなどと自社のウェブサイトで広告した飲料水を、代理店に計約321万4千円分販売したとされる。