「核家族で行き詰まり 虐待に陥りやすい」児童虐待相談3708件 前年度比−9件も依然高水準=静岡

2022年度、静岡県内の児童相談所に寄せられた虐待についての相談件数は3708件で、依然として高い水準となっています。

県の発表によりますと、2022年度、県内7つの児童相談所が対応した児童虐待の相談件数は3708件で、2021年度より9件減少したものの依然として高い水準を維持しています。

種類別では、大声で叱責するなどの心理的虐待が59.1%でもっとも多く、身体的虐待21.8%、ネグレクト17.2%が続きます。

<県の担当者>

「核家族が進んで子育てでなかなか頼る相手がいないという方が家の中で行き詰まり、不幸にも虐待に陥りやすいと言われている」

虐待を受けたのは、就学前の子どもが1583件と全体の4割以上、虐待したのは実母が47.6%、実父が36.8%で、合わせると全体の8割以上を占めています。

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