胸元を見せると結婚が遠のく!? 意中の相手を振り向かせる極秘テク “結婚のプロ”が教える

今もなお、婚活市場が加熱している中で、結婚相談所が再び注目を集めているという。日本結婚相談所連盟の調査によると、20代から60代の男女のほぼ全てが、2018年と比較し結婚相談所に入会する割合が増加(※2018年と2021年の入会数を比較)。その一方で、より真剣な出会いを求める相手と、なかなか距離を縮められないという利用者も多いとか。そこで今回は、栄誉ある結婚相談所に与えられるIBJ AWARDを2年連続で受賞するなど、婚活業界で熱く支持される「Dear Bride Tokyo」代表の戸坂敦さんに話を聞いた。

婚活業界で最も注目を集める、結婚相談所「Dear Bride Tokyo」

女性は、屈んだときに胸元が見えないかをチェック!

そもそも、結婚相談所を利用する人たちには、どのような共通点があるのだろうか。戸坂さんによると、「当社の場合で言うと、4大卒が9割。一流の大学や大学院を卒業している人も多いですね。年収も同世代と比較し高い傾向があります」と教えてくれた。また、急激に利用されるようになったマッチングアプリやインターネットサービスではなく、結婚相談所を利用する理由については、次のように話す。

「利用者に話を聞くと、マッチングアプリなどでうまくいかなかった方が半数近くはいらっしゃいます。特に男性は軽い気持ちでアプリを使っている方が多いため、恋愛目的やヤリ目の人たちもいるようです。だから、女性の方からは、『結婚に時間が掛かりそうだから結婚相談所で活動しようと思った』という声は多いですね。また、弊社で成婚された公認会計士の男性は、『結婚するためには、コスパが良いのは結婚相談所だから』ということをおっしゃっていて、なるほどと感心しました(笑)」

相談も報告もなく我が道を進んでいく人は似たような失敗の繰り返しで必然的にうまくいかない可能性が多くなるとか。「素直さが大事」と戸坂さん

それほど真剣な出会いを求める人が多い結婚相談所では、男女ともに求められるのが「清潔感です」と戸坂さんは言い切る。「『このお相手は生理的に無理です……』というコメントのほとんどは清潔感からきています。女性の場合で言うと、肌が疲れて見えたり、毛先が傷んでいたりすると、どことなく清潔感が欠けた印象になります。また、婚活では、恋愛相手ではなく結婚相手を探しているので、清楚なイメージを大切にすること。メイクは濃すぎないか、肌や歯は綺麗に見えるか、歯に口紅はついていないか、パンダ目になっていないか、髪にツヤはあるか、髪色は派手ではないか、フケや匂いチェックはOKか、白髪は染めているか、ネイルはシンプルか、服装は汚れてないか、屈んだ時に胸元は見えないか、座った時のスカート丈は大丈夫か、TPOに合っているか……。もちろん、男性も女性と同じく、見た目や持ち物にも気を使うことが大切ですよ」と話す。

お見合いから交際に発展しないのは、「一方的に話されてその時間は終わった」「テーブルの上に置かれたスマホにちょくちょく目がいっていた」など、自分に興味が無さそうと思われることがパターンが最も多いという

見栄えを整えることに加え、戸坂さんは「内面的な魅力を高めることも大事」という。「当社では、会員さま自身が持っている魅力を高めてあげることが重要だと考えています。それによって棚からぼたもち的なお相手探しでなく、会員さま自身のご縁が引き寄せる必然的な出会いに近づくのだと考えます。私たちがサポートすることで、それまでの人生ではあまり興味を持てなかったファッション、メイク、自分が綺麗であることなど、美意識に興味が湧いて、結婚後も継続していらっしゃる方も結構います。そんな方々から、ご結婚後の幸せな報告をいただくことが多いですよ」という戸坂さん。

“婚活疲れ”という言葉も飛び交う今、戸坂さんは「婚活とは、モテ選手権日本一決定戦で優勝をめざすのではなく、『この人と結婚したい』 と思えるたった一人を見つけることです。『気の合う人や居心地良くいられる人なら一人ぐらい見つかりそう』 。それくらい気軽な気持ちで一歩踏み出してみてはどうでしょうか」と、温かい言葉で締め括ってくれた。

■戸坂敦さんProfile

今回、取材に協力してくれた、株式会社スプレッドファッションイズムで代表取締役を務める戸坂敦さん

大手アパレル企業に就職後、3年連続で全国最優秀販売員賞受賞や、当時最年少での管理職に就任などの数々のキャリアを重ね、2002年に独立し「スプレッドファッションイズム」を起業。大手アパレルブランドの店舗運営受託ならびにコンサルティング事業を手掛ける。その後、2017年に事業をスタートさせた結婚相談所「Dear Bride Tokyo」は、IBJ成婚最優秀賞(2019年・2020年)、 IBJ AWARD(2021年・2022年)を受賞するなど、今業界で熱く注目されている。

(よろず~ニュース特約・こずえ)

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