ゴジラの第2形態のモデル!?生きた化石「ラブカ」幻想的な泳ぐ姿が話題「太古の時代からよくぞ」

生きた化石と呼ばれる深海魚のサメ「ラブカ」の泳いでいる姿がSNS上で大きな注目を浴びている。

「ラブカが泳いでるの本当に感動したな。(※展示は終了しております)」と件のサメを紹介したのは深海魚ブランドLavca.m(ラブカドットエム)の田原さん(@MLavca)。

サンシャイン水族館の「ラブカ」の剥製(田原さん提供)

今回の動画は横浜市の八景島シーパラダイスで撮影されたもので、暗く赤い照明の中で泳ぐラブカは神秘的だ。ラブカは水深1000メートル近くの深海に棲むサメで、今から3億5千万年前の古代型のサメと似た原始的特徴を持っていることから生きた化石と呼ばれている。また、映画シン・ゴジラに登場したゴジラ第2形態のモデルになっという見方もある。

SNSユーザー達からはこの投稿に対して、

「ラブカ保護の為の赤いライトが幻想的に見えましたね。太古の時代からよくぞ残ってきたなぁ、と感度しますね🍀」

「ラブカって展示されることもあるんですね!貴重な動画ありがとうございます!ラブカ好きなので嬉しいです!」

「すごーい!!泳いでるとこ初めて見た!!」など驚きの声が集まっている。

田原さんにお話を聞いた。

ーーラブカが泳いでいるところを観察できるのはどれくらいの特別なことなのでしょうか?

田原:深海に棲むサメなので、普段海で見れることはまずないです。水族館さんでは数年に一度展示があるかないか。展示されたとしてもたった数日間のみなので、見ようと思って見れるものじゃなく、泳いでいる姿を見れるのは本当に貴重な事です。私が見たこの時も2日で展示が終了しました。

ーー水槽でラブカを見た時の感想をお聞かせください。

田原:私は深海魚が好きすぎて深海魚専門アパレルブランドを立ち上げたのですが、中でも1番好きなのがラブカで、ブランド名にもなっているくらいです。生きた姿を死ぬまでには見てみたいと思っていたので、もう本当に言葉にならないくらいの感動でした。ラブカが泳いでいる水槽を前にした時は涙を目に溜めながら必死にその光景を目に焼き付けました。開館から閉館の約7時間くらいをラブカ水槽の前で過ごしました。

田原さんとラブカの剥製(田原さん提供)

ーーラブカの魅力をお聞かせください。

田原:宝石のようにグリーンの綺麗な目、赤くフリフリしたおしゃれなエラ、笑っているようなお顔、特徴的な歯の形、サメらしくないフォルム、ゆったりした泳ぎ方、全てが好きです。またラブカの胎児や幼魚もかわいいのでぜひ色んな方に見ていただきたいです。

ラブカの赤ちゃん(田原さん提供)

ーーこれまでの反響やコメントについてご感想をお聞かせください。

田原:貴重な動画を見せてくれてありがとう!とかかわいい〜!かっこいい〜!という嬉しいご感想が多くあり私も嬉しかったです。その一方で、弱っていて可哀想という意見も。確かに弱ってしまっている姿ですが、それでも貴重な姿を展示してくださる水族館さんには感謝しかありません。

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田原さんは深海魚デザイン専門のアパレルブランドLavca.mを運営している。ラブカの刺繍ポロシャツ、ウバザメ柄サコッシュや深海たこ3兄弟三角ポーチなど深海魚好きにはたまらないグッズを販売しているので、気になる方は是非ホームページをチェックしていただきたい。

(田原さん提供)
(田原さん提供)

田原さん関連情報

Twitterアカウント:https://twitter.com/MLavca

アパレルブランドLavca.m:http://lavca-m.com/

(よろず〜ニュース特約・近藤リナ)

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