「原因究明に時間要す」と運営法人 裾野 園児虐待事件の改善報告期限 7月28日まで再延期=静岡

静岡県裾野市のさくら保育園での園児虐待事件で、運営法人が静岡県と裾野市に提出する改善措置などの最終報告の期限が、当初の6月末から7月28日に延期されることが分かりました。

裾野市のさくら保育園を巡っては、元保育士が園児に対し、虐待行為をしていたとして、県と市が2022年12月から特別監査を実施し、さくら保育園を運営する社会福祉法人「桜愛会」に対して2023年2月、改善勧告を出しました。

「桜愛会」が再発防止策などを県と市に報告する期限は当初、2023年3月9日でしたが、原因究明のため第三者調査委員会などを立ち上げたとして、6月末までに再発防止策をまとめると報告していました。

しかし、裾野市によりますと、桜愛会から第三者調査委員会による原因究明に時間を要していると申し出があり、7月28日まで再延期することになったということです。裾野市では「園児の虐待再発防止の体制ができることを最優先し再延期を認めた。しっかりした対応を求めていく」としています。

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