JR西「ICOCA」 27日からiPhoneやアップルウオッチにも対応

ICOCAを取り込んだiPhoneの画面=大阪市北区、JR西日本本社

 JR西日本は27日、交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」の機能を、米アップルのスマートフォンiPhone(アイフォーン)や腕時計型端末アップルウオッチで利用できるサービスを開始した。電車やバスの利用のほか、160万店以上で買い物の支払いができる。

 ICOCAのデータをiPhoneなどに移し替え、カードリーダーにかざして使う。米アップルの決済サービス「アップルペイ」を活用しており、登録したクレジットカードから料金のチャージや定期券の購入もできる。

 iPhone8とアップルウオッチシリーズ3以降の機種に対応。データの移し替えや利用はiPhone標準のウォレットアプリかICOCAアプリで行う。

 27日夕には、アップルペイの不具合で、新サービスが一時的に使えない状態となった。

 JR西は3月、米グーグルの基本ソフト(OS)アンドロイドのスマホ向けに「モバイルICOCA」を開始。今回導入の新サービスと合わせ、2027年度までに500万人の利用を目指す。(大島光貴)

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