ミラン、ロフタス=チークに続きプリシッチ&18歳MFロメロにも迫る…

[写真:Getty Images]

チェルシーの元イングランド代表MFルベン・ロフタス=チーク(27)の獲得を進めているミランは、さらに2選手の獲得にも近づいているようだ。

ミランは一時、撤退の可能性が報じられたロフタス=チークに関して、ここに来てクラブ間の原則合意に、個人合意と完全移籍が実現しそうな状況だ。

さらに、イタリア『Sport Mediaset』によると、ミランはロフタス=チークの同僚であるアメリカ代表FWクリスチャン・プリシッチ(24)の移籍に関する取引も、まもなくまとまる可能性があるという。

プリシッチは再スタートを切るために、継続的にプレーできるチームを探している状況で、その意味でミランは理想的な移籍先になるとのこと。そした、プリシッチ自身は大幅な減俸もいとわないようだ。

しかし、人員整理と資金調達を同時に進めている状況にありながら、チェルシーは現時点でプリシッチ売却にそこまで積極的ではなく、多少の説得が必要になる模様だ。

一方、ミランの最高経営責任者(CEO)を務めるジョルジオ・フルラーニ氏とチーフスカウトのジェフリー・モンカーダ氏は、ロフタス=チークとプリシッチの両獲りに自信を持っているとのこと。

この2選手の獲得費用は、3000万ユーロ(約47億円)前後、最大でも3500万ユーロ(約54億9000万円)ほどで成立すると見込まれている。プリシッチに関してはおおよそ1800万ユーロ(約28億2000万円)と見積もられているが、より安価な金額でゴーサインが出る可能性もあるという。

また、ミランはラツィオとの契約が満了となるU-20アルゼンチン代表MFルカ・ロメロ(18)の獲得にも迫っている。ロメロとの契約は事実上完了しているようで、ロメロの代理人がミラノに到着した後、2027年までとなる契約の詳細を詰めることになるようだ。

マジョルカ時代にラ・リーガ最年少記録となる15歳219日でのプリメーラデビューを飾り、大きな注目を集めていたロメロ。

165cmの左利きの攻撃的MFは2021年夏に加入したラツィオでは、在籍2シーズンで公式戦21試合1ゴールの数字にとどまっていた。

© 株式会社シーソーゲーム