わせ種のモモ、鈴なりに 佐野、例年より早く収穫期迎える

収穫期を迎え、たわわに実ったモモ=27日午後11時30分、佐野市下羽田町

 桃や梨などフルーツの生産が盛んな栃木県佐野市西部の吾妻地区で、「夏かんろ」をはじめとしたわせ種の桃が赤くたわわな実を付け、収穫期を迎えている。

 同市上羽田町の「清水農園」では約50アールで20品種以上を栽培。今年は晴れた日が多かった影響もあり、例年よりも収穫が1週間早かったといい、27日は3代目園主の清水雅敏(しみずまさとし)さん(36)が鈴なりになった実を一つずつ丁寧に摘み取っていった。

 収穫した桃は直売所23店舗が並ぶ同所の「佐野フルーツライン」で販売される。清水さんは「その日に収穫した新鮮な桃が並んでいるので、甘い味を楽しんでほしい」と話した。

 この後は「白鳳」や「あかつき」などがシーズンを迎え、収穫は8月下旬ごろまで続く見込み。

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