市川猿之助容疑者逮捕に松竹がコメント発表 事態について「重く受け止めております」

歌舞伎俳優の市川猿之助(本名喜熨斗孝彦)容疑者(47)が27日、母親の自殺を手助けしたとして、自殺ほう助容疑で警視庁に逮捕されたことを受け、歌舞伎興行を手がける松竹は同日、公式HPで文書を掲載した。

公式HPでは「市川猿之助に関しましては、引き続き、お客様をはじめ、関係者の皆さまに多大なるご迷惑、ご心配をおかけいたしておりますことを改めて深くお詫び申し上げます」と謝罪。猿之助容疑者が逮捕されたことを受け「これまで数多くの歌舞伎公演に出演いただいた弊社としましては、このような事態に至りましたことを重く受け止めております」とし、「弊社といたしましては、本件が猿之助の家族内の事件であることにも鑑み、司法による最終的な判断がなされるまでは、会社としての見解について申し上げることは差し控えさせていただき、今後の捜査等を見守りたいと存じます。ご理解のほど、何卒よろしくお願い申し上げます」とつづられた。

また、猿之助容疑者の所属事務所「ケイファクトリー」も同日、公式HPでコメントを発表。契約続行の有無について「司法による最終的な判断がなされるまで、所属契約に関する見解について申し上げることは差し控えさせて頂きます」などと記載された。

猿之助容疑者は5月18日、東京・目黒区内の自宅内で、意識がもうろうとしているところをマネジャーに発見された。2階のリビングで歌舞伎俳優の父親・市川段四郎さん(76)と母親の喜熨斗延子さん(75)が倒れており、段四郎さんは搬送先の病院で、延子さんはその場で死亡が確認された。

(よろず~ニュース編集部)

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