子どもたちに安心できる居場所を提供しようと、クラウドファンディング型のふるさと納税を活用した子ども食堂が6月27日、お披露目されました。
静岡市駿河区でお披露目されたのは、空き店舗を改修した「子ども食堂」です。
<県こども家庭課 村松規雄課長>
「この拠点が時間や日にちに左右されない子どもの居場所として、地域の方に愛され、地域の方が集う新たな居場所となっていくことを期待しています」
この子ども食堂は、県が2022年度実施したクラウドファンディング型のふるさと納税を活用してつくられました。総額で266万円あまりが集まり、従来の公民館などを活用した「子ども食堂」のイメージとは違い、おしゃれなシャンデリアやオープンキッチンにこだわりました。
<静岡市子ども食堂ネットワーク 飯沼直樹理事長>
「いろいろな企業や一般の方からの募金で食材を買ったり、ボランティアがつくるので、人件費もかからず、無料で子どもたちに提供する」
ホテルの協力により時にはシェフが出張し、オムライスなどを振る舞うことも予定しているといいます。
<静岡市子ども食堂ネットワーク 飯沼直樹理事長>
「お母さんの相談事業や子どもたちの塾のような学習支援活動は行っていきたいと思っています」
この施設は子どもたちだけではなく、地域のコミュニティの場としても活用されることが期待されています。