オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)に臨むなでしこジャパンが始動。初日の活動を終え、池田太監督がメディアへの取材に応じた。
【動画】合宿がスタートし、ミニゲームで汗を流すなでしこジャパン
9大会連続9度目のW杯に臨むなでしこジャパンは、27日に高円宮記念JFA夢フィールドにてトレーニングキャンプをスタート。この日から合流のトレーニングパートナー3名(大場朱羽、松窪真心、小山史乃観)を加え、後日合流予定の遠藤純(エンジェル・シティFC)、浜野まいか(ハンマルビーIF)を除いた24名が、ロンドやミニゲームなどで汗を流した。
「(選手・スタッフは)フレッシュな気持ちで集合し、ワールドカップへ向けていい表情で集まってきました」と、池田太監督は初日の様子を語る。
最初のミーティングでは「ここから出発だということと、このメンバーで戦っていくんだ」と伝え、一体感を高めた。また、数少ない国内で長期活動とあって、トレーニングに限らずやれることをやっていこうとも残している。
今大会は女子W杯では初となる南半球での開催となる。ニュージーランドは冬にあたるため、コンディション調整には注意が必要だが、指揮官はそれも重々承知している。
「寒いところから暑いところに行くよりは、寒いところに行く方が順応は早いですが、ウォーミングアップで(体を)冷やさないよう、練習をテンポ良くするなどの工夫は必要になってくるとは思います。ケガやコンディションの部分には十分注意しながらやっていきたいと思います」
「(国内合宿も2部練習で)追い込むというよりは、選手のコンディションを整えていかなければならないですし、個人個人の足並みを揃えるのもそうです。(どこかで状態や負荷を)上げていかなければいけないので、トレーニングの流れというか、初戦までのイメージを共有しました。大会の入りなので大事にしたいです」
また、なでしこジャパンは海外遠征こそ比較的多いが、国内での活動は限定的。7月6日には壮行会も予定されており、「国内の活動の中でやれることをやっていこう」と、改めて意気込みを見せた。
「上積みもそうですし、今まで積み上げてきたものの再確認をしていく部分と、細かい部分の共有事を増やすこと。トレーニングやミーティングもそうですし、個別に話すこともできると思うので、小さなことも見逃さずに詰めていければなと、そういう時間にしたいですね」
なでしこジャパンは7月14日にパナマ女子代表とのMS&MDカップ2023を行い、グループステージでは22日にザンビア女子代表、26日にコスタリカ女子代表、31日にスペイン女子代表と対戦する。
