クリバリ、苦戦したチェルシーでの1年語る「僕のシーズンはそれほど悪くなかった」

[写真:Getty Images]

チェルシーからアル・ヒラルへの移籍が決まったセネガル代表DFカリドゥ・クリバリが、チェルシーでプレーしたこの1年を振り返った。『フットボール・イタリア』が伝えている。

昨夏に8年間在籍したナポリを離れ、チェルシーへと移籍したクリバリ。加入時はセリエA最高峰のセンターバックとして大きな期待を集めたが、初挑戦のプレミアリーグへの適応の難しさ、2度に渡る指揮官交代の影響もあって、期待されていたほどの存在感を発揮することができず。25日には、サウジアラビアのアル・ヒラル移籍が公式に発表された。

そんなクリバリは、イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』のロングインタビューで、チェルシーでの1年間を回想。周囲の期待に応えられたわけではないとしながらも、「それほど悪くなかった」と自身のパフォーマンスを振り返った。

「(チェルシーで)レギュラーになれる保証はなかったし、僕は常にプロフェッショナルだった。だけど、何もせずにベンチに座っているのは好きではないんだ」

「僕は、自分が必要とされ、プロジェクトの中心になり、若い選手たちの手本となれるような場所の方が好きなんだ」

「プレミアリーグはファンタスティックだし、素晴らしい選手たちがいる。ナポリ時代のクリバリを期待されていたかもしれないけど、僕のシーズンはそれほど悪くなかったように思う。時間が必要だったし、監督たちやクラブの選択もあり、1年だけでは自分が望んでいたようなことを証明できなかった」

また、今回の移籍を決断した背景には、来年1月に開催されるアフリカ・ネーションズカップの存在もあったようだ。

「自分の限界を学べたこと、家族、子供たちのことも含めて満足しているよ。だけど、自分の時が来て、決断を下さなければならなかった」

「チームメイトはたくさんのメッセージをくれたし、みんなが残念がってくれた。だけど僕は(2024年1月開催の)アフリカ・ネーションズカップに向けて準備しなければいけない。それが僕にとって一番重要なことなんだ。セネガルは連覇を望んでいるし、それは簡単なことではない」

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