時代ニーズに合った素材に注力 大同特殊鋼社長、脱炭素へ

インタビューに応じる大同特殊鋼の清水哲也社長

 大同特殊鋼の社長に27日就任した清水哲也氏(60)は共同通信のインタビューに応じた。今後の事業展開に関し「キーワードとなるのは(温室効果ガス排出量を実質ゼロにする)カーボンニュートラルと経済安全保障だ」と述べ、電動車向けの特殊鋼など、時代のニーズに合った素材に注力する考えを示した。

 2023年度を最終年度とする中期経営計画では、目標とする営業利益400億円以上の達成を見込む。事業体制の強靱化を進めており、高騰が続いたエネルギー価格への対応について「値上がりをうまく転嫁できるような体制になってきた」と語った。

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