【タイ】サントリーペプシコ、再生ペットボトル導入[食品]

SPBTのウィパワン氏(左)とエンビコのナタナン社長。SPBTはエンビコと提携して再生ペットボトルを導入した(SPBT提供)

タイで「サントリー」「ペプシコ」両ブランドの飲料を製造販売するサントリー・ペプシコ・ビバレッジ(タイランド、SPBT)は26日、再生ペットボトルの採用を始めたと発表した。4月から炭酸飲料「ペプシ」と「ペプシ無糖」の550ミリリットルボトルで採用している。

タイの石油化学最大手PTTグローバル・ケミカル(PTTGC)傘下でプラスチック再生工場を運営するエンビコ(Envicco)と提携し、導入を始めた。エンビコは使用済みペットボトルを高品質なプラスチック樹脂へと再生し、再びペットボトルとして生まれ変わらせる技術を持つ。ペプシ、ペプシ無糖の550ミリリットルボトルは、エンビコが製造する100%再生プラを使用しているという。

SPBTはリサイクルのために、無色透明な飲料ボトルの回収も手がけている。ウィパワン・コーポレートアフェアーズ責任者は声明で「当社は持続可能なパッケージ管理を重視している。100%再生ペットボトルの採用は今後、ペプシ以外の製品にも拡大していく」とコメントした。

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