●交流戦、阪神2軍に1―9
石川ミリオンスターズが4年ぶりに阪神2軍を迎えた交流戦が27日、金沢市民野球場で行われた。阪神は「サトテル」こと4番・佐藤輝明ら猛虎打線が爆発し、9-1で貫禄勝ち。北陸を中心に虎党が大集結したスタンドは今季最多の2618人が詰め掛け、関西弁の愛あるやじも飛び交って大盛り上がりだった。
二回、2019年ドラフト2位・井上広大が先発サントスから左中間へ特大アーチ。井上といえば、履正社高時代に夏の甲子園決勝で星稜高の奥川恭伸(ヤクルト)から本塁打を放った長距離砲。佐藤は左前打と犠飛でファンを沸かせた。
石川は四回に植幸輔の内野安打で1点を返すも投手陣が押し出し四球連発の大乱調。阪神の和田豊監督は「多くの石川のファンに見てもらえた。今後も機会があればやりたい」と大観衆に感謝していた。
ミリスタの直近2試合のホーム戦の観客は9日が189人、5月26日が201人。球団によると、前日に佐藤の帯同を発表してから「3時間で400枚が売れた」そうで、約10倍の「大入り」につながった。
試合前には先着50人がグラウンド内に入り、練習を見学するツアーや私設応援団による応援合戦などでにぎわい、小松―台北のペア往復券や侍ジャパン・湯浅京己のサイン入りユニホームなど阪神選手のグッズ抽選もあった。
▽交流戦
阪 神0130140―9
石 川0001000―1
(七回終了降雨コールド)