市川團十郎 目撃した金ピカ車で長男を名門校へ送迎現場…ルール違反に保護者は学校にクレームも無視

有名人の子供が多く通うことでも知られる都内の名門小学校。6月下旬の静かな朝の通学路に目にも眩しいゴールドの車が停車した。

運転席から出てきたのは歌舞伎俳優の市川團十郎(45)。小学校に登校する長女・ぼたん(11)と長男・新之助(10)を車で送り届けるところだった。

「よくも悪くも團十郎さんらしいというか……。“金ピカ”でひときわ目立つ車ですね。英国の超高級メーカー製で、3千500万円ほどです」(車雑誌の編集者)

’17年に妻の小林麻央さん(享年34)を失って以来、團十郎はシングルファーザーとして2人の子供たちを育てている。

「6月22日の命日は墓参りのあと記者会見に応じました。麻央さんが好きだった演目の『助六』を新之助くんが最近初めて踊ったので、見てほしかったと話していました」(芸能記者)

梨園に生まれた宿命を背負い、幼いながらも舞台に立つ2人の子供たち。学校生活に影響は出ていないのだろうか。

「新之助くんは昨年の襲名時、2カ月ほど学校を休むことになりましたが、なんとか楽しく通えているようです。

ぼたんちゃんは春から牧瀬里穂さんらが所属する芸能事務所に入りましたから、学業との両立は大変でしょう」(前出・芸能記者)

学校の中でも特に注目を集める一家。じつは以前から保護者の間で“ブーイング”が起こっているという。

「團十郎さんはお子さんたちを自家用車で送ることが多いのですが、ウチの学校では車での登下校は基本的に禁止です。公共交通の便が必ずしもよくない家庭もたくさんありますが、皆さん規則は守られています」(保護者)

通学ルールは保護者にとって大問題。車送迎の禁止が理由で、受験を思いとどまる家庭もある。前出の保護者が続ける。

「以前は正門前に堂々と車を止めることもあったのですが、ある保護者が学校にクレームを入れると、團十郎さんは停車位置を少し離れたところに変更したそうです。

でも位置の問題ではないと思います。“多額の寄付金を払っているから許されるのか”と怒りをにじませる保護者もいます」

そんなクレームや怒りも意に介さず、團十郎は車での送迎を続けていたのだ。

学校に取材すると「車での送迎につき、事情のある場合は認めております。またクレームなどにつき、個々の案件にはお答えできません」と回答が寄せられた。

子供がケガをした場合などには特別に車での送迎が認められるケースもあるという。

校則違反であると理解しているのか、本誌の撮影に気づいた直後に團十郎はブログに投稿した。

《今日はカンカン少し足痛めてたので、そのまま送っていく事にしました。そうしたら週刊誌いて、写真撮ってました、おいおい、朝からご苦労様です》

新之助が足を痛めていたから、たまたま車を使ったと主張したいようだが、保護者たちから“特別扱い”と不満の声が上がっていたのは、1年ほど前からだという。

継承した名跡とド派手な車に負けない、堂々としたふるまいを見せてほしい。

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