共和候補、対中政策も論点 ヘイリー氏、強硬姿勢を誇示

27日、ワシントンで、対中政策を発表するヘイリー元国連大使(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】2024年米大統領選の共和党候補指名を争うヘイリー元国連大使が27日、対中政策を発表した。中国を「敵」と表現し、強硬姿勢をアピール。トランプ前大統領の外交実績も手厳しく批判した。過熱する米中の競争にどう向き合うかも論点の一つに浮上しつつある。

 国際舞台の実務経験で他候補に勝るヘイリー氏は27日の演説で、中国を「軍事・経済両面で米国を打倒すると決意した共産主義の独裁国家」と断じた。日本や韓国などと防衛面の結び付きを深め、増大する脅威に対抗すると説明。中国の核軍拡にも警鐘を鳴らした。

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