【飲んでね静岡茶】 全国に誇るブランド茶「川根茶」の魅力を発信

茶どころ静岡が全国に誇るブランド茶、川根茶を味わってもらい、その魅力を発信するイベントが、6月25日に、川根本町にある道の駅で行われました。

鼻に抜けるさわやかな香りと山のお茶ならではのうま味、甘味が強い川根茶。そんな川根茶の魅力を発信しようと開催されたのが「川根茶まつり」です。地元高校生による吹奏楽や太鼓の演奏、さらに手もみの体験などが行われました。なかでも、ひときわ盛況だったのが茶農家による呈茶です。

地元の茶農園の園主、相藤令治さん。2022年8月の全国茶品評会で最高位にあたる農林水産大臣賞を受賞した、いわば日本一の茶農家なんです。そんな相藤さんが自ら入れてくれるお茶の味とは…。

(相藤園 相藤令治さん)

「おくひかりという品種です」

(小澤 瞳 アナウンサー)

「口当たりがすごくまろやかで優しい甘味とうま味がふわ~って広がる凄く軽やかで余韻を感じる」

(相藤園 相藤令治さん)

「いつまでも口の奥に残っているのが、山のお茶、川根茶の特徴です」

続いて「やぶきた」を水出しでいただきました。茶葉に水を注いで10分ほど置いた状態です。

(小澤 瞳 アナウンサー)

「さきほどのお茶と全然違って香りがすごく爽やかでふわ~っと感じるけど…」

(相藤園 相藤令治さん)

「水で出しているので本来なら香りがうすい、グラスの形で香りを味わってもらえるように細身のグラスを使っている」

(小澤 瞳 アナウンサー)

「ことしの川根茶はどう?」

(相藤園 相藤令治さん)

「ことしはうま味や甘味が強い」

(小澤 瞳 アナウンサー)

「どんな思いで飲んでもらいたい?」

(相藤園 相藤令治さん)

「一口飲んだ瞬間に笑顔になる、そんなお茶を作りたいと思って今までやってきた、これが本来のお茶の味だと知ってもらえればうれしい」

そしてこちらは闘茶会のコーナー。闘茶会とは茶歌舞伎とも呼ばれ、香りや味をヒントにお茶の種類を当てる遊びです。今回、小澤アナは3種類のお茶にペットボトルのお茶を加えて4つのお茶を飲み比べ。さて、4種類を正しく答えることができるのでしょうか?

(川根茶業青年団 山本真也さん)

「それでは正解を発表します1番が風、2番が月、3番が花、4番が鳥です」

(小澤 瞳 アナウンサー)

「うわ~っ、まさかの全問正解、うれしい~ありがとうございます」

川根本町では例年4月下旬にお茶のイベントを行っていましたが、ここ数年はコロナ禍で開催できず、4年ぶりに開催することになりました。

(川根本町産業振興課 服部了士さん)

「皆さんに川根茶、新茶飲んでほしくてイベントを開催した、去年の台風15号以来、大井川鉄道が走っていない状況なので、観光面でも川根茶を通じてPRしたい」

フォーレなかかわね茶茗舘では、ふだんから敷地内の売店で川根茶をはじめ地の特産品を販売しているほか、本格的な茶室で美味しいお茶と季節のお茶菓子をいただくことができます。また7月からは夏季限定で、川根紅茶のかき氷「グラッタケッカ」も販売する予定です。ぜひ川根茶を味わいに出掛けてみてはいかがですか?

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