広島高速5号線・二葉山トンネルの掘削工事がおよそ半年ぶりに29日、再開します。地元住民たちは「安心・安全が確保されていない」として撤回を要請しました。
地元住民の代表 棚谷彰 さん
「地域住民と合意を得てから、工事を再開することを要請する」
工事再開の撤回を要請したのは、地元の牛田東地区の住民たちおよそ30人です。広島高速5号線・二葉山トンネルの工事は去年12月、地表面の隆起が掘削工事を中断する基準の2.4ミリを0.1ミリ超えたため、中断しました。高速道路公社は、隆起を抑える対策が決まったとして、およそ半年ぶりに29日、工事を再開します。
一方、住民たちは「安心・安全が確保されていない」として、住民の合意を得てから工事を再開するよう求めていて、公社や県、広島市に対し、249人分の署名を提出しました。
地元住民の代表 棚谷彰さん
「建具が動かないとか、そういう症状がどんどんじわじわ起きています」
広島高速道路公社 西川泰徳 建設第一課長
「手続きを1個1個踏みながらきょうに至っておりますので、工事再開をしたいと考えています」
高速道路公社は、29日午前8時から準備作業をして掘削工事に入ることにしています。
