ロシア軍高官、事前に反乱把握 米紙報道、責任追及も

左からロシアのプーチン大統領、スロビキン航空宇宙軍総司令官(いずれもタス=共同)

 【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・タイムズは27日、米政府関係者の話として、ウクライナ侵攻でロシア軍の副司令官を務めるスロビキン航空宇宙軍総司令官が、民間軍事会社ワグネルによる武装反乱の動きを事前に把握していたと報じた。他の複数の軍高官もショイグ国防相らの解任を要求したワグネルの創設者プリゴジン氏に同調していた形跡があるとしており、展開次第では高官らの責任追及に発展する可能性もある。

 米政府関係者や専門家は、スロビキン氏が具体的に支援していたと判明すれば、ロシアのプーチン大統領は同氏を更迭せざるを得なくなるとみているという。

© 一般社団法人共同通信社