広島県廿日市市の男性が２４３０万円をだましとられた特殊詐欺事件で、宅配便で送られた現金を受け取ったとして４０歳の男が逮捕されました。
住居不定・無職の岡戸健太朗容疑者（４０）は３月、廿日市市の男性（６９）に宅配便で送らせた３００万円を東京・品川区の集合住宅で受け取った疑いがもたれています。
岡戸容疑者は「荷物を受け取ったことも覚えていない」と容疑を否認しています。
被害者の男性は警視庁関係者を名乗る男から「不正アクセスがあり旅行代理店に損失が出て示談金が必要だ」などと電話があり、４回にわたって合計２３００万円を宅配便で送っていました。
４回とも東京の別々の場所に送ったということです。
警察はほかにも受け子役がいるとみて捜査を進めるとともに、岡戸容疑者がほかの特殊詐欺事件でも受け子役をしているとみて余罪についても調べています。
