海外メジャー前週も強行出場 岩井明愛の「踏ん張り時」

世界ランクを上げたその先には、海外メジャーがある(撮影/内山孝志朗)

◇国内女子◇資生堂 レディスオープン 事前(28日)◇戸塚CC西コース(神奈川)◇6605yd(パー72)

大会翌週には海外メジャー第3戦「全米女子オープン」(7月6日~/カリフォルニア州ペブルビーチGL)が控える。大舞台を前にコンディション調整のため欠場する選手もいる中で、岩井明愛、岩井千怜の双子姉妹はそろってエントリーした。

前週の「アース・モンダミンカップ」で申ジエ(韓国)にプレーオフで敗れた、姉・明愛が今週も国内ツアーで戦うことを選んだのにはワケがある。メジャー第4戦「エビアン選手権」(7月27日~/フランス・エビアンリゾートGC)に出たい、というのがそれだ。

7月11日付の世界ランキングで50位以内に入ることが出場権獲得の条件だが、今月26日時点では55位。「あとちょっと踏ん張り時。まだまだ頑張らないと」と力を込める。

開幕前日のこの日はプロアマ戦に出場。今週初めて回ったというコースを入念に確かめながら18ホールをプレーした。攻略のポイントには「ティショット」を挙げる。「ラフはそんなに長くないので、行っても問題ない。振れるだけ振っていきたい」。来週につながる4日間にしたい。

同じく初出場の妹・千怜もプロアマ戦で18ホールを回り、コースコンディションを確かめた。「グリーンの傾斜が見た目以上にあったりするので、ラインの読みとタッチが重要になる」と警戒する。

「今週も上位争いしたいですし、やっぱり直ドラとかもして皆さんを楽しませたい。(最初から)狙ってはいないですけど、ライが良かったり、条件が整ったらいきたい。つま先方向はフラットで、左足上がりだと最高」。今やおなじみになりつつある“直ドラ”で横浜のギャラリーを沸かせる。(横浜市旭区/内山孝志朗)

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