選挙カー運動員に上限超え報酬、容疑で前市議を略式起訴 罰金50万円 京都・福知山

京都区検

 4月23日投開票の京都府福知山市議選で、選挙カーに乗る運動員に上限を超える報酬を支払ったとして、京都区検は28日までに、公選法違反(買収)の罪で、前福知山市議の男性(63)を略式起訴した。19日付。福知山簡裁は罰金50万円の略式命令を出した。

 起訴状などによると、男性は自らが立候補した同市議選で4月23日、車上運動員を担った与謝野町の会社役員女性(61)に対し、法定の上限額(1日1万5千円)を超える報酬などとして計16万5千円を違法に支払ったとされる。

 府警によると、この女性は車上運動員の取りまとめ役で、受け取った報酬を別の運動員5人に支払っていたという。女性も同罪で略式起訴された。

© 株式会社京都新聞社