エムバペは「ド素人の母親がいなければ、とっくにレアルへ行ってた」。プロ代理人が批判

フェルラン・メンディらの代理人を務めているイヴァン・ル・メー氏が、キリアン・エムバペの母親であるファイザ・ラマリを批判したという。

この数年、パリ・サンジェルマンからの退団が噂され続けているフランス代表FWキリアン・エムバペ。

昨年夏には契約が満了を迎えるタイミングでレアル・マドリーへと移るのではないかと伝えられたが、ギリギリでパリ・サンジェルマンとの契約更新を発表。レアル・マドリー側から強烈な反感を買うことになった。

しかしながら今季エムバペ側はパリ・サンジェルマンに「2024年以降の契約は延長しない」と通告したとのことで、再びその去就が騒がれている状況だ。

キリアン・エムバペの代理人を務めているのは元ハンドボール選手である母親のファイザ・ラマリで、彼女が息子を全面的にマネジメントしている。

また、ファイザ・ラマリは現在自身が代表を務めるマネジメント会社を設立する意向を示しており、エムバペと仲がいいアシュラフ・ハキミもその顧客の候補になっているとか。

ただ、エムバペの契約を巡って巨額の給与を引き出してきたファイザ・ラマリに反感を持っている者も多いようだ。

今回『RMC』のラジオ番組に出演した代理人イヴァン・ル・メー氏は、ファイザ・ラマリの仕事を以下のように批判したそうだ。

イヴァン・ル・メー

「代理人をすることはエムバペの母親の仕事ではない。彼女はその能力がない。現実的に言えば、何をやるべきか分かっていることをやらなければならないものだ。

私はレストランを設立したいと思っているが、料理のやり方がわからない。だからそれをやるべきではないわけだ。

エージェントとして、我々はオペレーションを行う人間だ。キリアン・エムバペがもしそのような存在を持っていれば、2年前にレアル・マドリーへと移籍することができていただろう。

その業界での習慣や特性を知らなければ、歴史を持っているクラブの監督と親しく話をしてもうまく行かないことがある。目標の場所に到達するためにどのように状況に対処すればいいのかわからないのだ。

エムバペはまだパリ・サンジェルマンにいるが、明らかにそこにいることに満足していない。

代理人として選手の代わりに交渉して取引を行うにはライセンスが必要だ。当然のことながら、エージェントの協会では定期的にこの点について話し合っている。本来ライセンスを持っていない者は移籍市場の全般に関与できないはずなのだ。単なる共同作業者である。

息子の世話をすることと、20~100人の選手にサービスを提供するレベルは違う。ラビオの母親はそれをしたが、他の選手にサービスを提供することはしていない」

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もしプロの代理人がついていたら、キリアン・エムバペ本人がより満足できるようなキャリアを歩ませられる…と指摘しているようだ。

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