アーセナル、ハヴァーツ獲得を正式発表

写真:チェルシーからアーセナルへの移籍が発表されたハヴァーツ ©Getty Images

アーセナルは6月28日、ドイツ代表FWカイ・ハヴァーツをチェルシーから獲得したことをクラブ公式サイトなどで発表した。クラブは「長期間の契約」としており、イギリス『スカイスポーツ』によると、移籍金は6500万ポンド(約118億5050万円)だという。また、背番号は29番に決定した。

移籍決定を受け、ハヴァーツは「僕自身にとって最高にエキサイティングな出来事だ。この素晴らしいクラブに加入することができて非常にうれしい」と喜びのコメント。

「アーセナルは素晴らしい歴史を誇るクラブだ。僕はここでたくさんの成功を成し遂げたい。選手やスタッフたちと会えるのを楽しみにしている。とにかく興奮しているよ」と続けた。

チェルシー時代にアーセナルと対戦した経験から、ハヴァーツはアーセナルには「ファミリーメンタリティーがある」といい、「それゆえにアーセナルと対戦した時はいつも苦労させられた」と回顧。

「彼らはオフ・ザ・ピッチでもファミリーメンタリティーを備えているのだろう。だから選手たちの集団意識は非常に高く、対戦相手としてそれを体感したのだと思う。才能豊かな選手がそろっているのは明らかだし、偉業を成し遂げるための余地がたくさんあるチームだ」と分析した。

また過去に所属したレヴァークーゼンやチェルシー時代と同様、背番号29番をつけることになったが、彼はその理由を次のように語っている。

「僕は何年もこの番号を付けてきた。ドイツでプロになった時にこの番号を選んで以来、29番はいつも僕に幸運をもたらしてくれた。29番を選んだのは、僕の兄弟にゆかりのある数字だからだ。僕にとってはパーフェクトな数字なんだ」

チェルシーは2022-23シーズンのプレミアリーグで12位に終わり、2023-24シーズンのチャンピオンズリーグには出場できないが、アーセナルに移籍したことでハヴァーツは同大会に出場する。彼はこの大会への意気込みも語った。

「CLは特別なトーナメントで、すべてのフットボーラーがこの舞台でプレーしたいと願っている。僕は幸運にもチェルシー時代にビッグイヤーを獲得することができた。今までにない経験だった。だから来シーズン、アーセナルの一員として再びあの舞台に立てることについて非常に興奮している。僕の持ち味をこのチームでも発揮できると思うし、再びビッグイヤーを獲得したい。僕にとっては特別なトロフィーだからね」

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