宇都宮の観光周遊拠点施設 愛称「大谷コネクト」に 11月開業予定

大谷観光周遊拠点施設の完成イメージ

 【宇都宮】市は28日、大谷町で11月開業を予定している「大谷観光周遊拠点施設」の愛称が「大谷コネクト」に決定したと発表した。7月から施設のパンフレットや案内看板などに活用する。

 愛称は市民から252件の案が寄せられ、審査会で最終候補5案を選出。5月に投票を実施し、計1042票のうち大谷コネクトが最多の361票を獲得した。

 考案した大谷町、主婦小久保和子(こくぼかずこ)さん(46)によると、大谷地域と人をつなぐ玄関口となるように、英語でつなぐを意味する「connect(コネクト)」を盛り込んだ。小久保さんは「自分の考えた名前がずっと残ると思うととても感慨深いです」と喜んだ。

 同日の定例記者会見で佐藤栄一(さとうえいいち)市長は「多くの方に愛称で呼んでもらえるように中身を充実させたい」と述べた。同施設は、市が大谷公園近くの旧市営駐車場に整備を進めており、国登録有形文化財「旧大谷公会堂」を移築するなど、観光周遊の拠点化を目指している。

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