宮下・新青森県知事就任に地元むつ下北の商店フィーバー プレゼントや割引セールでお祝い

むつ市の「お菓子工房やなぎや」で、千円以上の買い物客に配るミニ紅白まんじゅう

 29日に知事に就任する宮下宗一郎氏の地元青森県むつ市の菓子店やスーパーで、おまけのサービスや割引販売などの取り組みが相次いでいる。下北出身者として初めて知事になる宮下氏。各店の担当者は、地元住民と一緒に就任を祝いたい-との考えを示しながら「知事になってくれてうれしい」「これからも応援する」などと語った。

 「お菓子工房やなぎや」では29日から、市内にある緑町本店と金谷店で商品を千円以上購入した客にミニ紅白まんじゅうを配る。2店合わせて先着600人が対象。掛け紙は宮下氏の写真付きで「青森新時代」のキャッチフレーズも印刷した。

 中村真由美統括主任は「新知事誕生がうれしいという気持ちが一番。人口減少対策などへの挑戦が待っているが、青森県を良くしてほしい」と語った。

 同市と大間町に計3店を構えるスーパー「ファミリーマートさとう」は27~29日、「県知事就任おめでとうセール」を実施。佐藤洋尚専務取締役は「むつからの知事誕生なので、地元を挙げて応援したい。地域の皆さまにもできるだけ安く商品を届けられたら」と話す。店では旬を迎えた東通村野牛産の地まきホタテを割安で、生鮮食品は通常よりも10円程度安く販売している。

 同市小川町の「焼肉居酒屋さると⑧HACHI」は28日まで来店者に飲み物を1杯サービス。29日~7月1日は宮下氏が食べていたというキムチを振る舞う。山崎美美さんは「『わいど(むつ)の』から『みんなの』宗ちゃんとして、体を大事にしながら頑張ってほしい」とエールを送った。

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