減少傾向も高水準 22年度の移住者数は446人 「よりきめ細やかなサービスを」/岡山・津山市

岡山県津山市は、2022年度の市への移住者数をまとめた。総数は前年度比73人減の446人(328世帯)、県外からの移住者は前年度比40人減の264人(200世帯)、相談件数は155減の723件で、新型コロナ発生とともに過去最高の基準で推移していた移住者数は減少傾向に転じた。

市は転入者に任意のアンケートを取っており、転勤や通学、結婚などによる転入を除いた数を移住者として集計。20年度に過去最高を記録していた。市仕事・移住支援室は「新型コロナ発生と同時に不安に思う人たちから急に相談が増え、コロナの動きとともに人の動きも落ち着いてきたが、それでもコロナ前より高い水準を保っている」と分析する。

地域別の内訳は近畿地方が104人75世帯と最多。続いて関東地方55人36世帯、中国地方43人36世帯と続く。同室は「現地での移住相談会も徐々に増やしており、移住体験ツアーも7月29日から再開する。よりニーズに沿ったきめ細やかなサービスを提供していきたい」としている。

© 津山朝日新聞社