大船渡市ILC推進協議会が総会 事業計画など承認

大船渡市ILC推進協議会総会

 国際リニアコライダー(ILC)の建設実現を目指す大船渡市ILC推進協議会(会長・渕上清市長)は23日、同市盛町のシーパル大船渡で本年度の総会を開き、事業計画などを承認した。

 委員ら約30人が出席。渕上市長は「目的が早期に果たされるよう、住民理解の取り組みを促進する」とあいさつした。本年度は国への要望活動のほか、市産業まつりや小学生対象の科学工作教室で普及啓発活動などを展開する。

 市は2月に設立されたILC実現建設地域期成同盟会に加盟。出席者からは「ILCをより深く知ってもらうため、市民や気仙地区住民対象の大会などの事業が必要だ」との意見も出た。

 大平尚・岩手県ILCコーディネーターがILC計画の現状について講演した。

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