アートで地域創生目指す JR東日本と東京芸大が協定

包括連携協定を締結したJR東日本の深沢祐二社長(左)と東京芸術大の日比野克彦学長=29日午後、東京都内

 JR東日本と東京芸術大は29日、文化・芸術を活用し地域創生や人材育成につなげようと、包括連携協定を締結した。

 JR東の設備を利用したアーティストの情報発信や、芸術と観光を楽しめる「アートツーリズム」などを構想。東京芸大の上野キャンパスに近い上野駅で大型のデジタルサイネージ(電子看板)で作品を放映したり、ワークショップを開催したりすることも計画している。

 都内で記者会見したJR東の深沢祐二社長は「アートを軸とした価値の提供を目指したい」と強調。東京芸大の日比野克彦学長は「鉄道で移動して高揚するように、芸術も気持ちをどこかにいざなってくれる。ビジョンは同じ」と語った。

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