阿部兄妹ら、パリ五輪代表内定 全柔連、角田と新添も

5月の柔道世界選手権でともに2連覇を果たした男子66キロ級の阿部一二三(左)と女子52キロ級の阿部詩=ドーハ(共同)

 全日本柔道連盟(全柔連)は29日、オンラインで強化委員会を開き、来年のパリ五輪代表に男子66キロ級の阿部一二三(25)、女子52キロ級の阿部詩(22)ら計4選手の内定を決めた。5月の世界選手権で2連覇の阿部兄妹は東京五輪に続く「きょうだい金メダル」を目指す。

 女子で世界選手権3連覇を達成した48キロ級の角田夏実(30)、70キロ級で初の世界一となった新添左季(26)も代表入りした。早期内定は本番までの十分な準備期間確保が目的。

 全柔連の規定では、国際大会の実績などから2番手以下と明らかな差がついたと判断された選手は強化委の承認を経て五輪代表に決まる。

5月の柔道世界選手権で3連覇を果たした女子48キロ級の角田夏実=ドーハ(共同)
5月の柔道世界選手権で初優勝を果たした女子70キロ級の新添左季=ドーハ(共同)
記者会見でパリ五輪代表内定選手を発表する柔道男子日本代表の鈴木桂治監督=29日、東京都文京区の講道館

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