気が付くと見かけなくなった。サッカーのユニフォームにはそんなスポンサーロゴがある。
イギリスの携帯電話会社「vodafone」(ボーダフォン)もその一つだろう。
実はユニフォームの胸スポンサーを締結したチーム数はそれほど多くないのだが、2000年代以降は常にどこかのリーグで見ていた印象があるブランドだ。
ここでは、その「vodafone」ロゴを付けた6チームをご紹介したい。
オリンピアコス
オリンピアコス 2007-08 Puma ホーム ユニフォーム
選手:ルシアーノ・ガジェッティ
ギリシャの強豪オリンピアコスは06-07から08-09シーズンまで「vodafone」のロゴを掲出。両袖のパネルが独特なユニを着た07-08シーズンは、リーグとカップの2冠を達成し、チャンピオンズリーグはベスト16入りと好成績を残した。
アル・アハリ
アル・アハリ 2016-17 Sporta ホーム ユニフォーム
選手:サード・サミール
アフリカでは「vodafone」が出資する合弁企業「vodacom」と契約するチームが多いが、エジプトの名門アル・アハリは「vodafone」と2002年に契約。シーズンによっては別企業のロゴを付けたこともあるが、17-18シーズンまでこのロゴマークを掲出していた。
ベンフィカ
ベンフィカ 2004-05 adidas サード ユニフォーム
選手:シモン・サブローサ
ポルトガルの名門ベンフィカは2001-02から04-05シーズンまで「vodafone」と契約。チャンピオンズリーグでもこのロゴを付けて戦った。
この「vodafone」も含め、ベンフィカは90年代後半から2015年まで、そのほとんどで通信会社系の企業と契約している。
ベシクタシュ
ベシクタシュ 2018-19 adidas ホーム ユニフォーム
選手:香川真司
海外日本人選手も「vodafone」ロゴのユニを着ている。短期間のローン移籍ではあったが、香川真司(セレッソ大阪)はトルコの名門でこの胸ロゴのユニフォームを着用した。
なお、ベシクタシュは14-15から19-20までの6シーズンで「vodafone」と契約している。
浦和レッズ
浦和レッドダイヤモンズ 2006 Nike ホーム ユニフォーム
選手:小野伸二
日本でも「vodafone」ロゴを付けたチームがある。浦和レッズは2005、06の2シーズンで同社と契約。悲願のJ1リーグ初優勝を成し遂げ、天皇杯は2連覇。このロゴはある意味で栄光の象徴でもある。
「vodafone」は2006年に日本市場から撤退したため、それ以降は見ることのないロゴとなったが、もし撤退が無ければ浦和とは長期的なパートナーシップとなっていたかもしれない。
マンチェスターU
マンチェスター・ユナイテッド 2000-02 Umbro ホーム ユニフォーム
選手:デヴィッド・ベッカム
サッカー界の「vodafone」ユニフォームと言えば、やはりこのチーム。1999-2000シーズンを最後に日本企業「SHARP」との伝説的な黄金コンビが終了し、その後を引き継いだのが「vodafone」だった。
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ユナイテッドとは2000-01から05-06の6シーズンでパートナーに。当初は「SHARP」ロゴとの別れを惜しむ声が圧倒的に多かったが、契約1年目となった00-01シーズンのプレミアリーグを優勝。シーズンが終わる頃にはファンの新スポンサーに対する印象にだいぶ変化が見られた。
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