ロシア空軍司令官拘束と英報道 ワグネル関係か

ロシアのプーチン大統領(右)と握手するスロビキン航空宇宙軍総司令官=2022年12月31日、ロシア南部ロストフナドヌー(ロシア大統領府提供・ロイター=共同)

 【キーウ共同】英紙フィナンシャル・タイムズは29日、複数の関係者の話として、ウクライナ侵攻でロシア軍の副司令官を務めるスロビキン航空宇宙軍総司令官が拘束されていると報じた。数日間連絡が取れず、刑事訴追されたか、尋問のための拘束かは不明という。

 真偽は不明だが、スロビキン氏は武装反乱を起こしたロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏と親しいことで知られていたという。

 米紙ニューヨーク・タイムズは27日、米政府関係者の話として、スロビキン氏がワグネルの武装反乱の動きを事前に把握していたと報じていた。

 ロシアのペスコフ大統領報道官は29日、スロビキン氏の所在に関し「国防省に聞いてほしい」と述べ、事実関係について否定も肯定もしなかった。

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