アジサイ、きらり 山形・出塩文殊堂と大江・テルメ柏陵で見頃

前日の雨にしっとりとぬれたアジサイが参道を彩っている=山形市・出塩文殊堂

 山形市村木沢の出塩文殊堂(大江良憲住職)と大江町のテルメ柏陵健康温泉館周辺でアジサイが見頃を迎えている。

 出塩文殊堂ではお堂に続く515メートルの参道両脇に地域住民らが1987(昭和62)年から7年間かけて植栽した40種約2500株が咲き誇る。「あじさい参道」として親しまれ、会社員鈴木洋祐さん(36)=南陽市椚塚=は次男の紫恩(しおん)ちゃん(3)と初めて訪れ「アジサイの道が素晴らしい」と話した。

 大江町は町の花がアジサイで、テルメ柏陵健康温泉館周辺では、約1万1千株が見頃となっている。同館がオープンした1996年に、当時の町の人口と同じ1万800株を植栽した。来月上旬まで見頃で、午後9時までライトアップを行っている。出塩文殊堂では来月16日まで「あじさい祭り」を開催。7月1~8日の午後8時半までライトアップする。

約1万1千株のアジサイが見頃を迎えている=大江町・テルメ柏陵健康温泉館

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