マダニ感染症、女性2人死亡 宮崎県内で今年初確認

 県感染症対策課は29日、宮崎市保健所管内で70代、日向保健所管内で90代の女性が、マダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を発症し、いずれも死亡したと発表した。県内での死亡確認は今年に入って初。同課によると、2人は発熱や食欲不振、全身倦怠(けんたい)感などの症状があった。発症の数日前、自宅庭や自宅周辺で草むしりをしていた。ペット飼育歴や海外渡航歴はなく、いずれもダニの刺し口が確認された。

© 株式会社宮崎日日新聞社