【台湾】5月の景気信号、2カ月ぶり上昇[経済]

台湾の国家発展委員会(国発会)が29日発表した2023年5月の景気概況の総合判断指数は前月比1ポイント上昇の12だった。上昇は2カ月ぶり。景気信号は7カ月連続で低迷を示す「青」となった。

総合判断指数を構成する9項目のうち、「製造業営業気候観測ポイント」は2カ月連続、「輸出額」と「機械・電気設備の輸入額」の2項目は4カ月連続、「マネーサプライのM1B(現金・預金通貨の合計)」と「卸売・小売・飲食業の売上高」は5カ月連続、「工業生産指数」は9カ月連続、「製造業販売量指数」は11カ月連続で青となった。

「株価指数」は4カ月連続で安定と低迷の間を表す「黄青」だった。

一方、「非農業部門就業人数」は黄青から安定を表す「緑」に上昇した。

国発会は、世界的に最終製品需要は振るわず、5月の生産、貿易、金融、信頼感の指標はいずれも低迷が続いたと説明。内需は活性化し、小売業と飲食業の売上高は引き続き成長しており、雇用人数の回復につながっていると分析した。

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