日本時間６月30日、ブラディミール・ゲレーロJr.（ブルージェイズ）がホームラン・ダービーに出場することが発表された。ゲレーロJr.がホームラン・ダービーに出場するのはデビューイヤーの2019年以来４年ぶり２度目。このときは準決勝でジョク・ピーダーソンとの熱戦を繰り広げて40本ものアーチを架けるなど、大会新記録となる91本塁打をマークした。決勝で惜しくもピート・アロンソに敗れ、優勝を逃しており、４年ぶりの出場となる今回は初優勝を目指すことになる。
ゲレーロJr.は「ミスター91」と書かれたシャツを着てメディアの取材に応じ、４年ぶり２度目のホームラン・ダービー出場を決めた理由を説明した。「（最大の理由は）間違いなく家族だ。ここ３年間、ホームラン・ダービーに出場するように家族から頼まれていた。だから『みんなが出場してほしいなら今年は出るよ』と伝えたんだ」とゲレーロJr.は言う。「作戦はノープランだ。ただ楽しんでホームランを打つだけだよ」と意気込みを口にした。
今年のオールスター・ウィークはシアトルで開催され、Ｔ－モバイル・パークがホームラン・ダービーの舞台となる。すでにマリナーズの看板選手であるフリオ・ロドリゲスがホームラン・ダービー出場を表明。正式に出場が決まったのはゲレーロJr.が２人目である。また、ムーキー・ベッツ（ドジャース）は「オールスター・ゲームに選ばれたらホームラン・ダービーにも出場する」と発言しており、ホームラン・ダービーの出場者８枠のうち３枠がすでに固まったとみられている。
ゲレーロJr.は大谷翔平（エンゼルス）と本塁打王争いを繰り広げていた2021年にもホームラン・ダービー出場を打診されていたが、左手首に不安を抱えていることを理由に辞退。それだけに、４年ぶり２度目の出場となる今回はどんなパフォーマンスを見せてくれるか注目が集まる。今季ここまで11本塁打と本塁打数が伸び悩んでおり、本塁打数で決まるシード順で第８シードとなり、出場する場合に第１シードが濃厚な大谷との対戦が１回戦で実現する可能性もありそうだ。
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