【大谷のHRライバル➀】リーグ2位のライバルはキャリアハイで追い上げる伏兵!

2021年はシーズン最後まで争い、トップと2本差の46本で惜しくも本塁打王を逃した大谷翔平。しかし、今季はすでに独走状態で本塁打を量産。今後、大谷を脅かす打者は現れるのか。要注意打者は誰だ!?

6月29日時点のア・リーグ本塁打ランキングはエンゼルスの大谷翔平が28本でトップ。それを追うのが、29日のエンゼルス戦、大谷の目の前で23号アーチを放ったホワイトソックスのルイス・ロバートJr.だ。

メジャー4年目のロバートJr.は、過去4シーズンで最多は2021年の13本に過ぎなかったが、その年出場したのは68試合だった。

しかし、今季はすでに79試合に出場し、23本のキャリアハイをマーク。4月は5本、5月は8本、そして6月は10本とペースが上がっており、6月26日のレッドソックス戦では1試合で2本塁打を量産した。

大谷とロバートJr.を比較する際に興味深いのが、それぞれの本塁打の種類だ。

STATCASTでは「Doubters」(7球場以下でしかホームランにならない打球)、「Mostly Gone」(8~29球場でホームランになる打球)、「No Doubters」(メジャー30球場すべてでホームランになる文句なしの打球)の3タイプに本塁打を分類しており、「No Doubters」は大谷13本に対してロバートJr.は10本、「Mostly Gone」は15本と17本でほぼ互角、しかし「Doubters」は大谷の7本に対してロバートJr.は1本だけ。大谷は運を味方につけている面があり、xHR(球場など外的要因をフラットにした場合)は29日時点では大谷が26.5本、ロバートJr.は22.2本と実際の本数よりも接近している。

6月20日から26日の1週間では6試合で打率.444、レッドソックス戦での2連発を含む4本塁打などで自身初の週間MVPを受賞しているだけに、この後のロバートJr.の追い上げには注意が必要だ。ちなみに投手・大谷での対戦は1度あり、3打席で2三振と大谷が抑え込んでいる。

The post 【大谷のHRライバル➀】リーグ2位のライバルはキャリアハイで追い上げる伏兵! first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.