A・マドリード、久保建英の名パートナーに触手

写真:A・マドリードから関心を寄せられるセルロート ©Getty Images

ストライカーの補強を目指すアトレティコ・マドリードが、2人のゴールハンターに関心を示しているという。

スペインのウェブメディア『ELGOLdigital.com』によると、同クラブが狙っている1人目のストライカーはユヴェントスに所属するセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチ。2022-23シーズンは公式戦通算で42試合14ゴールを記録している実力派のストライカーだ。

ヴラホヴィッチに対しては数カ月前にレアル・マドリードが関心を示していたほか、バイエルンやチェルシーなども動向を追っている。そしてユヴェントス側もヴラホヴィッチ本人も、適切な金額が提示されれば交渉のテーブルに着く可能性を示唆している。

ただし、移籍金は8000万ユーロ(約126億10万円)と高額で、アトレティコ・マドリードにとって獲得は困難を極める。そこで、彼らはヴラホヴィッチの代替となり得る選手にも触手を伸ばしている。それは、2022-23シーズンはレアル・ソシエダでプレーしたノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートだ。

セルロートはライプツィヒが保有権を持っており、2021-22シーズン、2022-23シーズンともに1年間の期限付き移籍の形でレアル・ソシエダに所属した。2022-23シーズンは公式戦通算46試合16ゴールという好成績を残しており、日本代表MF久保建英とのコンビネーションも良好だった。

ただ、レアル・ソシエダとの契約は6月30日限りで満了し、いったんライプツィヒに戻ることになる。レアル・ソシエダは2023-24シーズンも引き続き彼をチームに迎え入れたい意向を示しているようだが、そのためにはライプツィヒと交渉しなければならず、アトレティコ・マドリードとしてもつけ入る隙はある。

また、セルロートの場合は1200万ユーロ(約18億8960万円)程度の資金で獲得が可能。ラ・リーガの環境に慣れていることもあり、ヴラホヴィッチに比べてローリスクなターゲットと言えるだろう。

セルロートを失うのはレアル・ソシエダにとって大きな痛手となるが、アトレティコ・マドリードはどのような立ち回りを見せるのだろうか。

© 株式会社SPOTV JAPAN