長崎が柏MF中村慶太を完全移籍で獲得、5シーズンぶりの復帰へ「残りのプロキャリアの全てを長崎に注げるように頑張ります!」

[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

V・ファーレン長崎は30日、柏レイソルのMF中村慶太(30)が完全移籍で加入することを発表した。

中村は流通経済大学付属柏高校から流通経済大学へと進学。2016年に長崎へと入団しプロキャリアをスタートさせた。

その後2019年に清水エスパルスへと完全移籍。2022年に柏に完全移籍していた。

柏ではウイングバックなどでも起用された中、シーズン途中に負傷したことで試合に絡むことができず。2022年は明治安田生命J1リーグで12試合、YBCルヴァンカップで2試合、天皇杯で2試合に出場。今シーズンはさらに出番が減少し、ここまでJ1で3試合、ルヴァンカップで2試合、天皇杯で1試合1得点を記録するにとどまっていた。

過去4シーズン在籍した長崎では攻撃的なポジションで聞いようされ、J1で27試合7得点、J2で64試合10得点を記録。2017年にはチームのJ1昇格にも貢献していた。

長崎へ5シーズンぶりに復帰する中村は両クラブを通じてコメントしている。

◆V・ファーレン長崎

「今夏からもう一度、V・ファーレン長崎のユニフォームを着させていただきます。大好きなクラブ、街、人。プロキャリアのスタートの地にまた戻って来られたこと、本当に大好きなチームでプレーできることをとても嬉しく思います」

「もう一度V・ファーレン長崎が J1に昇格できるよう、自分が持っている以上の力を発揮できるように頑張ります!強いこだわり、覚悟を持って、残りのプロキャリアの全てを長崎に注げるように頑張ります!」

◆柏レイソル

「V・ファーレン長崎に完全移籍することを決めました。柏レイソルに来た当初は、J1で上位争いする楽しさ、スタメンで出続ける充実さ、チーム全体の一体感を感じて、とても素晴らしいシーズンのスタートでした。しかし、夏前に足首の怪我をしてしまい、リハビリ期間が約半年。それでもあの達成感をもう一度味わいたいと思い、前向きに取り組めました。特に、フィジカルコーチとトレーナーにはオフシーズンも付き合っていただいたり、個別で練習後付き合っていただき、とてもお世話になりました」

「今年のスタートからもコンディションはとても良く、新戦力も充実していて、とても楽しみでした。ですが、なかなか試合に絡むこともできず、どうすれば試合に出られるのかを考える日々でした。数少ない試合時間でも、考えて、楽しみながら自分のサッカーを見せられたと思っています」

「何も残せないまま移籍するのは悩みましたし、試合に出られないまま移籍するのは正直悔しいです。ですが、このような状況でも必要としてくれるチームがあることは僕自身とても嬉しかったですし、プロのキャリアをスタートしたチームでもう一度頑張ろうと決意しました。今季必ずJ1に昇格して、来年日立台でプレーできることを目標に頑張ります。1年半と短い間でしたが、ありがとうございました!」

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