ドジャース・ベッツが球宴選出 ホームラン・ダービーに初出場へ

日本時間6月30日、オールスター・ゲームのファン投票の結果が発表され、ムーキー・ベッツ(ドジャース)はチームメイトのフレディ・フリーマン、J・D・マルティネスとともにオールスター・ゲームの先発出場メンバーに選出された。ベッツがオールスター・ゲームに選出されるのは3年連続7度目(注:2020年はオールスター・ゲームが開催されなかったため、実質的には7年連続7度目)。「オールスターに選ばれたらホームラン・ダービーにも出場する」と話していたが、改めてホームラン・ダービーに初出場することを約束した。

今年のホームラン・ダービーに出場する選手はフリオ・ロドリゲス(マリナーズ)、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)に続いてベッツが3人目。大谷翔平(エンゼルス)の動向も注目されているが、現時点で8枠のうち3枠が埋まったことになる。ベッツは「妻に『やるしかないね』と言われたよ。僕がまだやったことのない最後のことだから、やってみようと思う。楽しみたいね。結果がどうなるか見てみよう」とコメント。2018年ア・リーグMVP、ワールドシリーズ制覇2度といった輝かしいキャリアを過ごしてきたベッツがついにホームラン・ダービーに挑戦する。

ベッツの目標は「最下位にならないこと」だという。「僕は身長175センチ、体重81キロという小柄な体格だ。このサイズの選手がホームラン・ダービーで優勝することはあまりないと思う」とベッツ。「(ホームラン・ダービーに出場することを)母に話したら、あまり嬉しそうじゃなかった。『ビリになるように育てたんじゃない。ビリにならないように頑張ってね』って言われたよ。自分の息子が負けるのを見るのが大嫌いなんだと思う」と母のためにも最下位だけは回避したいようだ。

デーブ・ロバーツ監督は「彼の行動に拍手を送りたい。ファンにとって素晴らしいことだと思うし、ムーキーにとっても素晴らしいこと」とベッツのホームラン・ダービー出場を全面的に支持。なお、ベッツはホームラン・ダービーの投手役に「今までで一番好きなコーチ」であるドジャースのクレイトン・マカラー一塁ベースコーチを指名する予定だという。マカラーは「彼のために頑張りたい。アーロン・ジャッジや大谷翔平(のような身体の大きな選手)と比較したとき、ムーキーはあの体格であらゆることを成し遂げてきた。ホームラン・ダービーに出場するのは素晴らしいことだし、投手役を依頼してもらえて嬉しいよ」と意欲を口にした。

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