【スターダム】”最強”を目指すなつぽいが”怪物”橋本千紘と奇跡の一騎打ち「まっすぐ受け入れてくれたことを後悔させたくない」

女子プロレス・スターダムの「最強になりたい」と宣言している”ハイスピード・フェアリー”なつぽいがセンダイガールズプロレスリングの橋本千紘と7月16日後楽園ホールにてシングルマッチで激突する。

なつぽいが橋本のツイートに反応したことをきっかけに決定した奇跡の一騎打ちだが、橋本は6月14日の小橋建太氏プロデュース興行『Fortune Dream 8』で優宇とのタッグで鈴木みのる&秋山準と対戦し、敗れはしたがその強さを存分に見せつけ大きな話題となった。

※6.14『Fortune Dream 8』

「試練の夏になりそうです」となつぽいは語るが、その橋本戦へ向けて思いを聞いた。

ーー橋本千紘選手との一騎打ち(7.16後楽園)がかなり話題になっています。SNSでの発信から対戦が決まって率直にどういう気持ちですか?

「いや最初はホントに『やっちまった』と思ったんですよ。私もテンションが上がっちゃって、それこそサオリとの試合を思い浮かべてて、いろんな思い出とか浸ったりしてたら、その夜、SNS見てたときに、橋本さんが『強い人と戦いたい。そして、強くなりたいと志す人とはもっと戦いたい』ってツイートされてて、それにすごい惹かれてしまって、何か気づいたら引用リプをしてしまってたんですよ。

それで、後から勢いでやりすぎた、なんかちょっと恥ずかしいみたいな感じになっちゃったんですけど。実際に決まるみたいな流れになるわけないと思ってたけど、なったらなったで、しれっと逃げようかなみたいな気持ちがあったんです。でも、お客さんの楽しみにしてる声だったりとか、橋本さんは初絡みなんですけど、こんな体格も違うし、ファイトスタイルも違くて、今までみんな『誰だよお前。なんかちっちゃいやつ』みたいな感じで、相手にしない人ばかりだったんですけど、橋本さんは真正面から受け入れてくれたことが素直にめちゃくちゃ嬉しくて。

なんかぽいは認められたいとか、みんなに無視して欲しくないから、こんなにまっすぐに受け入れてくれた人っていうのはすごくぽいの中ではめちゃくちゃ嬉しくて。その橋本さんがまっすぐ受け入れてくれたことを後悔させたくないし、私っていう存在が超面白かったって思ってもらえるようなものをぶつけたい。橋本さんにも、仙女のお客さんにも見せつけたいし、植え付けたいっていう気持ちで今はいっぱいです」

ーーなつぽい選手が思う橋本選手の強さってどんなところですか?

「もちろんフィジカル的な強さは見てわかると思うんです。戦ってみないとわからないんですけど、SNSでそのまっすぐな感じを見たときに、あの懐の深さというか、心の広さ。あと、チャレンジ精神。私って橋本さんにとってある意味、未知の世界だと思うんですよ。読めないかもしれないし、『誰だこいつ』って言われてきた私を受け入れるっていう。新しい領域にも踏み込んでみる、面白いと思ってくれる感性というか、新しいことに挑戦するところが、すごく面白いし、それが強さなんだろうなと思いました」

ーー「最強になりたい」とおっしゃっていますけども、なつぽい選手にとって最強とはなんですか?

「ぽいにとっての最強は”唯一無二”なこと。体格もちっちゃいし、筋肉がすごいとか、パワー系じゃないし、やっぱプロレスの強さってパワーとかっていうふうな見られ方をしてしまうと思うんですけど。なつぽいはどこ探しても私しかいなくて、なつぽいと同じ人になる人はいなくて、その唯一無二っていうものをもっともっと追求したいし、プロレス界で唯一無二な存在になることが最強だと思ってます」

色んな最強を求めて橋本千紘との対決に挑むなつぽいは、その前に安納サオリとの運命の一戦も控えているだけに、試練の夏はどんな展開が待っているのか目が離せない。

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『STARDOM MidSummer Champions 2023〜真夏の王者たち〜』
日時:2023年7月2日(日)開場15:20 開始17:00
会場:神奈川・横浜武道館

▼インディアン・ストラップ・マッチ
なつぽい vs 安納サオリ
※互いの腕を皮ひもで結び付けて戦う。皮ひもを凶器としての攻撃は認められる。
スリーカウントを奪った選手は、皮ひもで相手を引きずり、全4コーナーをタッチしながら1周することで勝利となる。
なお、引きずり途中で相手が起き上がってきた場合は、再びスリーカウントを入れなければならない。

センダイガールズプロレスリング
日時:2023年7月16日(日)開場10:45 開始11:30
会場:東京 後楽園ホール

▼シングルマッチ
橋本千紘 vs なつぽい

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