故郷の海で自殺した兄 兄と交際していた女性への純愛 「ABYSS アビス」予告

2023年9月15日より劇場公開される、「逆光」の須藤蓮監督による第二作「ABYSS アビス」の、本予告映像が公開された。

予告映像では、「夜に海を見ちゃだめだぞ。海の目を目があったら引きずり込まれて死ぬぞ」と告げて海で死んだ兄の言葉や、死んだ兄と交際していた彼女との出会いなどが、公式イメージソングであるmarucoporoporo(マルコポロポロ)の「Little boy and girl」に乗せて描き出されている。

「ABYSS アビス」は、渋谷のナイトクラブで働く現代の若者が、死んだ兄の恋人と出会い、純粋な恋心に沈んでゆく様子を描いた作品。23歳のケイは、渋谷のバーでバイトをしながらフラフラと暮らしている。ある日、行方不明だった兄が故郷の海で自殺したと知らせが届く。葬儀に参列すると、ひたすら泣いている女がいる。かつて兄に乱暴されていたその女に、ケイは強く惹かれる。「死んでくれてよかった」と言うほどの兄への憎悪、そんな兄と交際していたルミに対する痛々しいほどの純愛が、彼を”海の目”へと導いていく。

「逆光」に続く須藤蓮監督の監督第二作で、ドラマ「エルピス-希望、あるいは災い-」の渡辺あやが共同脚本を務めている。

【作品情報】
ABYSS アビス
2023年9月15日(金)より渋谷シネクイントほか全国ロードショー
配給:FOL カラー
(C)2023『ABYSS アビス』製作委員会

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