立民・泉健太代表 離党届の徳永久志衆院議員に辞職勧告「議席返上すべき」 党の〝離党ドミノ〟は否定

立憲民主党の泉健太代表(48)が30日、国会内で定例会見に出席し、同党に離党届を提出した徳永久志衆院議員(60)について「議席を返上していただかないといけないと思います」と、議員辞職を勧告した。

徳永氏は2021年の衆院選で滋賀4区に出馬。落選したが、比例代表近畿ブロックで復活当選した。次期衆院選で新滋賀2区から立候補する意向の徳永氏は議員辞職しない考えを示しているが、泉氏は「個人でいただいた票もあるとおっしゃられていると聞いているが、小選挙区では勝てず、近畿の比例の1議席を与えられて議会活動をしてきていますので、これはやはり返上すべきと考えます」とした。

7月4日の党常任幹事会で対応を決めるとしたが、立憲民主党は9日にも松原仁衆院議員(66)が離党届を提出した。泉氏は「理由が大きく異なっている。連動性があるものではない」と〝離党ドミノ〟は否定した。

泉氏は「立憲民主党は魅力ある政党だと思いますし、これをもっと伝えていかなきゃいけないと思っている。離れないほうがよかった、離れたことが失敗だったと思っていただくくらいの党の活動にしていきたい」と話した。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

© 株式会社神戸新聞社