レイズ快勝で勝率1位死守 途中交代のDバックス・キャロルは離脱回避

【レイズ6-1ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

レイズは3回までに6点を奪って試合の主導権を握ると、3投手の継投でダイヤモンドバックス打線を1点のみに封じるなど、投打が噛み合い6対1で快勝。連勝でカード勝ち越しを決めて、勝率メジャー全体1位の座を死守した。レイズ2番手のヨニー・チリノスが4勝目(3敗)をマークし、ダイヤモンドバックス先発のブランドン・ファートは3敗目(0勝)を喫している。

負ければ開幕以来キープし続けていたメジャー勝率トップの座から陥落するレイズは、1回表にルーク・レイリーの13号ソロで先制すると、3回表には制球を乱したファートを攻めてワンダー・フランコ、ハロルド・ラミレス、ジョシュ・ロウのタイムリーなど4安打3四死球で5得点。投げては先発ザック・リテルが2イニングを抑えると、3回から登板した2番手のチリノスが6イニングを1失点とダイヤモンドバックスに反撃を許さなかった。

敗れたダイヤモンドバックスだが、肩を痛めて途中交代したコービン・キャロルの状態に異常がなかったことは明るいニュースだ。今季打率.290、19本塁打、24盗塁とトリプル3も視野に入る活躍でこの日オールスター・ゲームのスタメン出場も決まった黄金ルーキーは、4回裏の第2打席で右肩に違和感を覚えると、5回表の守備を最後に途中交代となっており、その状態が心配されていた。

キャロルはマイナー時代の2021年に右肩関節唇断裂の大怪我を負っており、同じ個所であるだけに不安視されていたが、筋力テストなどでも問題はなく、トーリ・ロブロ監督は「(キャロルの肩は)強度があり、安定していた」と語っている。現在ナ・リーグ西地区首位を快走するダイヤモンドバックスにとってキャロルはすでに欠かせない存在となっており、離脱となれば大ダメージを受けることは間違いなかったが、どうやら最悪のケースは回避したようだ。

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