「100万ドルの賞金が振り込まれない」60代女性が “手数料” 200万円だまし取られる被害 広島

広島県に住む60代の女性が、SNS運営会社を名乗る人物から、「賞金100万ドル」を受け取るための手数料名目で、現金200万円をだまし取られていたことがわかりました。

現金をだまし取られる被害にあったのは、広島県庄原市に住む60代の女性です。

警察によりますと、6月19日、SNSの運営会社を名乗る人物から女性に「SNSでの投稿が入賞した」とダイレクトメッセージが送られてきました。

さらに「賞金を受け取ってほしい」、「賞金を受け取るためには手数料250万円を支払ってほしい」などとメッセージが送られてきたことから、女性は150万円しか準備できないと伝えたうえで21日、指定された口座に現金150万円を振り込みました。

その2日後、「あと50万円をきょう中に支払うと、すぐに賞金を受け取れる」とメッセージが送られてきたことから、女性はさらに50万円を振り込んだということです。

「100万ドルの賞金が振り込まれない」と女性とその家族が警察に相談にきたことで被害が発覚。犯人とのやりとりはすべてSNSを通じて行なわれたということで、警察がいきさつを調べています。

警察は、「不審な画面やメールなどは無視して、必ず誰かに相談をしてほしい」と注意を呼びかけています。

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