阿部兄妹、五輪V2へ抱負 柔道代表、東京・講道館で

パリ五輪柔道日本代表に内定し、記念撮影に応じる阿部一二三(左)と阿部詩=30日、東京都文京区の講道館

 来夏のパリ五輪柔道日本代表に内定した男子66キロ級の阿部一二三、女子52キロ級の阿部詩(ともにパーク24)が30日、東京・講道館で報道陣の取材に応じ、一昨年の東京五輪に続く兄妹2連覇へ抱負を語った。一二三は「ほっとしたが、ここからが闘い。圧倒的に勝つだけだ」と意気込み、詩は「パリの畳で120%の力を発揮できるようにしたい」と力強く語った。

 2人は5月の世界選手権で2年連続4度目の優勝を達成。十分な準備期間を得て、25歳の兄が「自分の柔道を研ぎ澄ませ、すごく濃い1年にしたい」とさらなる成長を期せば、22歳の妹も「1ミリも隙のない柔道をつくり上げる」と、よどみなく宣言した。

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