5月宿泊、コロナ前と同水準 19年比2%減、堅調続く

 観光庁が30日公表した5月の宿泊旅行統計(1次速報)によると、国内のホテル・旅館に泊まった日本人と外国人は、前年同月比36.2%増の延べ5012万人だった。新型コロナ禍前だった2019年同月比では2.5%減と、ほぼ同水準になった。20年以降で5千万人を超えたのは今年3月(5068万人)に続き2回目。

 日本人は4115万人で、19年5月比1.3%減。外国人が897万人で7.8%減。大型連休期間中の国内移動が活発だったことや、4月29日にコロナの水際対策が終了したことで、総じて堅調が続いている。

 旅館やホテルなどの5月の客室稼働率は56.5%。19年比は6.7ポイント低い。

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