政女党代表権争い 丸山穂高氏、大津綾香氏からの副党首解任通告に「党と関係ない方の妄想」

政治家女子48党副党首で前衆院議員の丸山穂高氏(39)が30日、国会内で行われた党の定例会見に出席。立花孝志氏(55)、斉藤健一郎参院議員(42)らと代表権を争い、自身が党首と主張する大津綾香氏(30)が28日に丸山氏や立花氏、斉藤氏らを党役員から解任すると公表したことに「党の役員会、総会等で大津氏自身は解任されている。何の権限もない。党員ですらない一般の方。その方が何を言おうと、何の効力もない」と切り捨てた。

丸山氏は「自由民主党総裁でもない人が、総裁だと言い張って勝手に人事を行っているだけの話。論ずるに値しない」と例を引いた。党規約で、等の役員会を経ていない役員解任は無効だとして「勝手に自称党首の方が、役員会を経ずに役員を解任することは越権行為と言わざるを得ない。党と関係のない方が主張されている。無視してよいもの」と批判した。

大津氏は立花氏を党の会計責任者から解任するとし、新たな後任候補者を指名した上で政治資金規正法に基づき15日以内の会計事務引き継ぎを求めている。応じなかった場合は刑事告訴するとしているが、丸山氏は「妄想に近いもの。勝手に妄想で法律を語っておっしゃっている。(立花氏の)解任自体が無効。対応する必要は全くない」とした。

同党の代表権をめぐって、24日に自身のSNSで声明を出し「党首として党役員への懲戒を行う」としていた大津氏は28日、文書で「令和5年6月28日付をもって、以下の役員を解任することに致しましたことを公表します」とし、丸山氏、斉藤氏、立花氏と党の会計担当者を解任したと主張している。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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